2011年。目黒通り沿い、CLASKAの隣に、山本海人は新しいコミュニティのかたちを思い描いていました。
つくろうとしたのは、スケートプールのある場所。当時の日本では珍しく、都市の中ではまず目にすることのなかった空間です。旧友たちの力を借り、Wooden ToyのKoji Oba氏と協力し、地域のクリエイターたちにも支えられながら、すべてを自分たちの手でつくり上げました。それが「SON OF THE CHEESE」の始まりです。
敷地には住居としてトレーラーハウスを置き、その周囲には、まるでアメリカの一角のようにフェンスを巡らせました。そこに広がる独特の空気は、訪れる人の記憶に残るものとなりました。肩書きやジャンルの垣根を越えて人々が集まる、日本のどこにもない場所。そうして、唯一無二のコミュニティスペースが生まれました。
現在では、ファッション誌や広告、CMなどの撮影ロケーションとしても使われています。また、この場所から着想を得たアパレルブランドとサンドイッチスタンドも、それぞれ展開しています。